「NYC ホスピタリティ アライアンスより、飲食店の営業に関わる重要な住民投票についての情報が発信されましたので、会員の皆様にご案内いたします。」
ニューヨーク市では、11月3日の一般選挙において、市の基本的な運営ルールを定める「ニューヨーク市憲章(City Charter)」の改正案5件が住民投票にかけられます。
そのうち**設問1(Ballot Question 1)**は、歩道カフェ(Sidewalk Café)の営業許可手続きの簡素化を含む、公共スペースの利用に関する市の承認手続きの変更を提案するものです。
■ 何が変わるのでしょうか?
設問1が可決された場合、地域委員会(Community Board)、選出された議員、一般市民が意見を述べる機会は引き続き確保されます。
その一方で、許認可手続きに関して、以下の変更が行われます。
* 公聴会の開催義務を緩和
一部の許認可について、これまで義務付けられていた公聴会の開催が、必要に応じて実施できる任意の手続きになります。
* 新聞公告に関する費用負担の廃止
許認可申請の際に求められていた、新聞への公告掲載費用を申請者が負担する義務がなくなります。
* 歩道カフェの追加審査を廃止
歩道カフェの営業許可において、ニューヨーク市議会(City Council)による追加の審査手続きが不要になります。
■ なぜ飲食店にとって重要なのでしょうか?
現在、レストランが屋外飲食スペースの営業許可を取得するまでに、数か月かかる場合があります。
その結果、許可を待っている間に屋外営業に適したシーズンを逃し、本来得られるはずだった売上を失ってしまう可能性があります。
さらに、ニューヨーク市のレストランやバーなどの飲食サービス業界では、過去1年間で15,000人以上減少しています。
厳しい経営環境が続く中、許認可手続きの不必要な遅れは、飲食店にとってさらなる負担となっています。
ニューヨーク市の行政効率化委員会(Commission on Government Efficiency)は、今回提案されている制度改革と関連する行政手続きの改善を組み合わせることで、許可取得までの期間を短縮できる可能性があるとしています。
■ NYC Hospitality Allianceの見解
NYC Hospitality Alliance(ニューヨーク市ホスピタリティ業界団体)は、中小規模の事業者にとって不必要な時間的・経済的負担を軽減する取り組みを支持しています。
許認可手続きがより迅速で、所要期間を予測しやすいものになれば、レストランは安心して屋外飲食スペースへの投資を行うことができます。
それにより、雇用の維持・創出や、地域の商業エリアの活性化にもつながることが期待されています。
■ 「YES」と「NO」は何を意味するのでしょうか?
今回の住民投票では、設問1に対して「YES(賛成)」または「NO(反対)」を選択します。
YES(賛成)を選んだ場合
地域住民などが意見を述べる機会を維持しながら、歩道カフェなどの許認可手続きを簡素化する改正案に賛成することになります。
NO(反対)を選んだ場合
今回の改正案を承認せず、現行の市憲章に基づく許認可手続きを維持することになります。
■ 投票日程
期日前投票開始:10月24日(土)
一般選挙投票日:11月3日(火)
飲食店の経営に関わる制度変更となるため、ぜひ改正案の内容をご確認ください。

